スタープレイヤー

著者:恒川光太郎

近年読んだ小説の中で一番面白かった小説。この本を機に恒川光太郎さんの小説を片っ端から全部読むことになってしまった。

恒川光太郎さんは何処と無く伊坂幸太郎風の作品で、主に短編小説が多い。その中にある長編小説はどれも外しがなく、超おすすめ。

スタープレイヤーはある日、スタープレイヤーに当選しましたとか言われて異世界に転生してしまう、スタープレイヤーとは好きな願い事を10個なんでも叶得られる選ばれし者でその世界には数人しかいないというお話。

最近、異世界転生モノのライトノベルなんかが流行っているけれども恒川光太郎さんが異世界転生モノを書くとこうなるんだ!ってワクワクしてしまう。

設定がすごく好きで、もし、自分だったらどんな願いを叶えるのかな?なんて考えながら読んでめちゃくちゃワクワクしてしまった。だってドラゴンボール10回分だからね、いや、実のところ、ドラゴンボールよりも制約が少なくて沢山の条件を一気にお願いすれば一回の願いで出来てしまう。

実はこれ、続編の『ヘブンメイカー スタープレイヤー』と言うのがあって、これがまた面白い。俺はこの本で一気に恒川光太郎さんの大ファンになってしまった。

後、金色機械って長編もおすすめ。むしろ、小説としてのクオリティは金色機械の方が高いかもしれない。ただ、やっぱりワクワクして楽しいのはスタープレイヤーだ。

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