アイリッシュマン

『グッドフェローズ』、『カジノ』の名監督マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシにアル・パチーノを加えてしまったんだから面白く無いわけがない!

この映画はギャング映画の総括的な映画で、ゴッドファーザーから始まるギャング映画の黄金時代を作り上げてきたデニーロ x パチーノが老境を迎え、ギャングとは?人生とは?みたいな深いところまで総括する映画だと思う。

監督:マーティン・スコセッシ
出演者:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、アンナ・パキン、ボビー・カナヴェイル、ハーヴェイ・カイテル、レイ・ロマーノ、ジェシー・プレモンス

内容はやや難しく、登場人物が多いので予備知識がないと一回では理解しづらいが大枠の内容は理解できる。正直、往年のスターが登場しているのでギャング映画好きにはたまらない映画なことは間違いないが、今の若い人たちが見て楽しめるのかどうかは疑問。

だいたい、監督も登場人物も80才近くのおじいちゃんばっかりなので老人による老人のための映画と言っても過言ではない。だが、それでも面白い!

ギャング映画の名作『スカーフェイス』や『グッドフェローズ』などはテンポが早くガンガン攻めるギャング映画なので、若い頃に見て大いに刺激を受ける、これらの作品と比べてしまうとどうしてもスローテンポで物足りない、が、かと言って中弛みする訳でもない。その代わりに『ゴッドファーザー』のような重厚感がある。3時間半もある超大作だが、一気に見てしまった。

正直、期待通りの名作だった。
そして、何よりも見終わった後の余韻がいい。
この映画を見てから数日経つが、見終わった時よりもどんどん好きになってくる。こう言う映画は名作だと思う。

俺は、近いうちにもう一回見る。

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