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映画『アイアムアヒーロー』

漫画『アイアムアヒーロー』

原作は、花沢健吾の漫画『アイアムアヒーロー』って言うちょいコメディタッチのゾンビ物。おそらく初めて『アイアムアヒーロー』を読み始めた人は、一巻で挫折する。俺もこんなにキモいオタクが訳わからんことやっている漫画をとてもじゃないが読み続けられる気がしなかった。だが、それを堪えて読み続けると不思議と面白い。

この人の作品は好き嫌いが別れると思う。俺はぶっちゃけ、この人の作品は無理だと思っていた。だから漫画も途中で離脱した。しかし、最近、マンガワンで読めるようになったのでまた読み始めた。

するとどうだろう?あれだけクソだと思った一巻の日常も、その後のゾンビパニックも驚くほど丁寧に描かれていて、めっちゃ引き込まれた。

映画『アイアムアヒーロー』

最近、マンガワンでアイアムアヒーローを読み直し始めたら面白くなってきてしまったので、映画『アイアムアヒーロー』を見ることにした。ちょうどAmazonプライムでやっていた。

まず、キャスティングが最高

監督:佐藤信介
出演:大泉洋、有村架純、長澤まさみ、片瀬那奈、吉沢悠、岡田義徳、片桐仁、マキタスポーツ、塚地武雅、徳井優

主役に大泉洋を持ってきたのは大正解。この監督、漫画をよく読んでいるし、すごく原作にリスペクトが感じられた。有村架純や長澤まさみもバッチリの配役だった。三谷さん役の塚地武雅(ドランクドラゴン)もいい味出していた。

個人的にはもう少し三谷さんに活躍してもらいたかったが時間の都合上仕方ないだろう。唯一、いまいちだったのがてっこ役の片瀬那奈。片瀬那奈さんが悪いと言う訳じゃないんだけれど、これだとてっこがただの嫌な女になってしまう。原作のもうちょっと微妙な、人間味がないのが少し残念だった。

ただ、全体的に原作リスペクトが強く、漫画ファンが観てもグッとくるようなシーンが多くとても楽しめた。

原作が結構リアル寄りに描かれていたのでこの映画化にほとんど違和感がなかった。特に大泉洋、有村架純、長澤まさみ、塚地武雅の四人はハマりすぎていて拍手したいくらいだった。

映画『LUCY』リュックベッソンが手がけるSF

Amazonプライムでやっていたので見るのが2回目だったけど相変わらず面白い。ストーリーが完結にまとまっているし、主人公が覚醒していく様は相変わらずすごかった。やっぱりリュックベッソンのSFは最高。

監督:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン、モーガン・フリーマン、アムール・ワケド、チェ・ミンシク

リュック・ベッソンと言えば『ニキータ』、『レオン』、『フィフス・エレメント』、『ヴァレリアン』など沢山の名作があるが個人的には『レオン』、『フィフス・エレメント』につぐ傑作で、リュック・ベッソン作品の中では三番目に好きな映画。

人間の脳を100%解放したらどうなるのか?って言うワクワクしちゃうようなストーリー設定がすごくいい。また、ルーシーが覚醒していく様子がかなりSFチックでかっこいいし、映像もめちゃくちゃすごい。ストーリーが単純んでエンターテイメントに徹しているのでかなり爽快に楽しめる。

22年目の告白 -私が殺人犯です-

2012年の韓国映画『殺人の告白』をリメイクした映画で、アクション・サスペンス調だったものを社会派サスペンス調に変えているらしい。韓国版の『殺人の告白』は見ていないのでなんとも言えないが最近の韓国映画はクオリティが高いので面白そうだ。

ストーリー

時は2017年。22年前の1995年に東京で起きた5件の連続絞殺事件の犯人が時効を迎え、派手なパフォーマンスとともに堂々と自分が犯人だと名乗り出た。

この映画の何がいいってまずタイトルがいい『22年目の告白 -私が殺人犯です-』このタイトルだけでどのような映画か想像が付くし、あらすじを見なくともなんとなく期待させてしまう。俺もAmazonプライムに出てきたこのタイトルを見ただけで興味を惹かれる見ることにした。

次に早い段階で『あ、この映画面白いかも?』って思わせる展開がいい。面白い映画とか小説って読んでいる時、見ている時に、あ、これ面白いかもって思いながら見ているか、それともあんまり面白くないなと思って見ているのでは雲泥の差がある。つまり、面白い映画や小説は早い段階で『あ、これ面白いかも?』と思わせる必要がある。

何と言ってもストーリーがいい。
どんどんテンポよく話が進んでいくし、謎が深まり、これどうなっちゃうの?と思わせ、最後には綺麗に伏線を回収し、わかりやすい形で綺麗に完結させる。ほんと、ものすごくよく出来たお話。

普段、日本映画にはあまり期待しないんだけれども、この映画はすごく面白かった。

キャスト

監督:入江悠
出演者:藤原竜也、伊藤英明、仲村トオル夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一

映画『グラスホッパー』

伊坂幸太郎の小説を映画化した『グラスホッパー』
別に期待していた訳じゃないけれどもやっぱり日本映画って感じだった。あと、原作を読んだのは10年以上も前になるから殆ど覚えていないのだけれども、恐らく伊坂小説のキモである鮮やかな伏線回収が映画には全然なかった。

確かに殺し屋の映画だし、アクションを推したい気持ちはわかるのだけれども、日本映画でそれはちょっと厳しい。伏線の繋がりと緻密なストーリー構成こそ伊坂作品の良さなので、どうしても中途半端な映画になってしまったような気がする。

よかった点は、鯨(浅野忠信)のアジトのキャンピングカーや蝉のアジトの屋上感、あと村上淳の事務所、どれを取っても男心をくすぐるアジト感があって最高にカッコよかった!いつか俺もあんなアジトが欲しい、そう思わせてくれる。

あと、浅野忠信の格好も殺し屋っぽくてカッコよかった。キャステイングは全体的に良かったと思う。菜々緒のあのムカつく感じとか石橋蓮司の悪そうな感じとか。

キャスト

監督:瀧本智行
原作:伊坂幸太郎「グラスホッパー」
出演者:生田斗真、浅野忠信、山田涼介、波瑠、麻生久美子、菜々緒、吉岡秀隆、村上淳、宇崎竜童、石橋蓮司、金児憲史、佐津川愛美、山崎ハコ

チャッピー

映画『第9地区』の監督ニール・ブロムカンプの描く南アフリカのカオスなスラムが印象的、正直、北斗の拳の世界。アメリカとかの話じゃなくて南アのヨハネスブルグの話だとよくわからんけどすげーリアルに感じて怖い。

登場人物がまた、近未来の北斗の拳しちゃってて、それがさもありそうなリアルな雰囲気で映像化されちゃっているから怖い。『第9地区』の時も思ったのだけれども、この監督は実際にありそうな雰囲気を出すのがうまいのでこれを見ると南アフリカに行きたくなくなるかもしれない。

すげー面白かったのでおすすめ!

カメラを止めるな

最初、何でこんなグダグダの映画が高評価何だ?と途中で見るのをやめようかと思った。だが、しかし!そのグダグダさ加減が後半に生きてくる。ほんと、この映画は作りが上手い。何でこんなに高評価なのかがよくわかった。

はっきり言って、この映画はかなり面白い!

特に主演で監督役の濱津 隆之さんの演技が凄い。冒頭のシーン、はじめ見たときは、ほんとどうしょうもないインディーズのクソ映画だなと思ったんだけれども、後からかなりの名シーンだと言うことがわかる。ほんと、見終わった後、冒頭だけでもうも一回見たいなと思わせる。

あのクソみたいなシーンを後から名シーンに変えてしまうマジック!まさに天才的。全く期待していなかっただけに、いい意味で期待を裏切られた。

今はAmazonプライムでもNetflixでも見られるからぜひ見てみてほしい映画。

ヴァレリアン 千の惑星の救世主

俺の大好きなSF映画『フィフス・エレメント』や『LUCY』を手がけたリュック・ベッソン監督のSF映画だから面白くないわけがない。

AmazonプライムとNetfllix両方で見られるようになったから早速見てみた。勿論、期待通りにめちゃくちゃ面白かったけれども『フィフス・エレメント』や『LUCY』を超えはしなかった。

とにかくCGはめちゃくちゃ凄いんだけれども、映画ってCGの凄さじゃないからね。フィフス・エレメントなんて今見ても最高に楽しいし、全然しょぼさを感じない。そりゃ勿論、今のCGの方が凄いんだけれど。

まぁそうは言ってもヴァレリアンのCGは、未来を見せてくれた。やっぱSFってこうでなくちゃね。特にヘルメット被って別次元の世界が見える設定のシーンなんてあと何年かすればVRが発展してあのレベルに近いところまで達することが出来るんじゃないかな?

あと、20年、30年したら宇宙にも普通に行けるようになっているかもしれないし。そう言うことを考えたらやっぱりSFって楽しいよね。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

バスの転落で高校生にして死んでしまう主人公の神木隆之介が、地獄でロックバンドをやっているキラーkこと長瀬智也に出会う、はちゃめちゃなコメディ映画。

トゥーヤング トゥーダイ!

監督、脚本
宮藤官九郎

出演
長瀬智也神木隆之介尾野真千子森川葵桐谷健太、清野菜名、皆川猿時、シシド・カフカ、古舘寛治、清、古田新太、宮沢りえ、坂井真紀、荒川良々

これ、アマゾンプライムで予告を見た時にすげー面白そうって思ってみたんだけれどもこの内容で125分はマジで長すぎるわ・・・

途中から退屈しちゃってキツかった。
くど過ぎる。

でも、最初の頃は結構面白かった。特に長瀬智也演じるキラーKは最高。この映画が終わることには、TOO YOUNG TO DIE! TOO YOUNG TO DIE! って歌いたくなるくらいにバンドシーンは結構いい。

ただ、ストーリーがグダグダすぎて、しかも長い。もっと簡潔にして80分くらいでサクッと終われば面白かったんだけど。