その女アレックス

著者: ピエール・ルメートル

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。

これ、物語が3章立てになっていて展開がマジで読めないんだよね、何?どうなっているの?ってどんどんひっくり返されちゃって。普段、ミステリーとか読んでいる人にはぜひ読んでもらいたい。

正直、ストーリー構成とかかなりよくできていると思う。登場人物もややマンガ的にコミカルにデフォルメされた感はあるけれどもしっかり一人一人のキャラが立っていてちょいとハードボイルド風の刑事ドラマな展開が楽しめる。

ただ、この物語の良いところでもあるんだけれどもストーリーが二転、三転してどこに向かって進んでいるのかがさっぱりわからず中盤はあまりストーリーに入り込めなかった。決してこの小説が悪いわけじゃ無いのだけれども、個人的には中弛みしてしまったのが残念。

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