映画『グラスホッパー』

伊坂幸太郎の小説を映画化した『グラスホッパー』
別に期待していた訳じゃないけれどもやっぱり日本映画って感じだった。あと、原作を読んだのは10年以上も前になるから殆ど覚えていないのだけれども、恐らく伊坂小説のキモである鮮やかな伏線回収が映画には全然なかった。

確かに殺し屋の映画だし、アクションを推したい気持ちはわかるのだけれども、日本映画でそれはちょっと厳しい。伏線の繋がりと緻密なストーリー構成こそ伊坂作品の良さなので、どうしても中途半端な映画になってしまったような気がする。

よかった点は、鯨(浅野忠信)のアジトのキャンピングカーや蝉のアジトの屋上感、あと村上淳の事務所、どれを取っても男心をくすぐるアジト感があって最高にカッコよかった!いつか俺もあんなアジトが欲しい、そう思わせてくれる。

あと、浅野忠信の格好も殺し屋っぽくてカッコよかった。キャステイングは全体的に良かったと思う。菜々緒のあのムカつく感じとか石橋蓮司の悪そうな感じとか。

キャスト

監督:瀧本智行
原作:伊坂幸太郎「グラスホッパー」
出演者:生田斗真、浅野忠信、山田涼介、波瑠、麻生久美子、菜々緒、吉岡秀隆、村上淳、宇崎竜童、石橋蓮司、金児憲史、佐津川愛美、山崎ハコ

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